【省エネルギー大容量光通信技術】
光通信システムでは、種々の新規技術の導入により継続的な容量増加が図られてきましたが、それと共に光通信システムが消費するエネルギーも著しく増加しました。
将来に向けた長期的な視点で考えると、消費エネルギーの問題は避けることができません。
そのため、今後は限られたエネルギーの中で大容量化を実現する技術が重要となります。
このような観点で、省エネルギー大容量通信を実現するための変復調、符号化、多重化、信号処理技術等の光通信システム技術の研究に取り組んでいます。
【光通信技術の新規領域への適用】
これまで光通信技術は、陸上や海底に敷設された光ファイバを用いた伝送システムで主に用いられてきました。
今後は、宇宙、海中等の新規領域でも本格的に用いられるようになると考えられます。
例えば、宇宙通信に関しては、多数の低軌道衛星を用いた衛星コンスタレーションによる通信サービスも開始されており、このようなサービスでは、高速大容量化のために光通信が用 いられ初めています。
今後は、このような衛星-地上間、衛星-衛星間の通信での光通信の利用が本格化することに加えて、将来的には月や火星等との間の深宇宙通信の高速大容量化の要求が大きくなると考えます。
このような従来の光ファイバ通信とは異なる環境へ光通信を適用する場合には、その要求条件がこれまでとは大きく異なるため、そのような新規の要求を満足する超高感度受信、高効率変調 ・符号化等の新規送受信技術の研究に取り組んでいます。
【研究テーマ例】
- 省電力化に向けた超高感度光送受信方式
- 従来光ファイバの限界を打破する新規光ファイバ
- 光通信システムの高度化のための機械学習の適用
- 光×コンピューティングのための光通信技術
- 新規領域(宇宙、水中)への光通信技術の展開
